この記事では、2020年度(現高1)から始まる、センター試験に変わる新しい「大学入学共通テスト」のプレテストを解いた感想をまとめます。今までになかった特徴的な問題についてだけまとめていきます。
【化学基礎】
第1問
問1:生理食塩水に関する問題。問題文が長く必要な情報を探すのが大変かも。日常に関連した所からの出題?問3:ミネラルウォーターのpH、導電性に関する問題。原料に「ナトリウム」などと書かれているが、これがしっかりとイオンとして溶けていることに気づけない文系生は多かったのではないだろうか。
第2問
電気陰性度に関する大問。理系でも学校の授業では扱いの薄い電気陰性度。初耳な学生でも解けるように丁寧に問題文で説明しているがそのおかげで問題文が長くなっている。「電気陰性度って何だっけ…?」みたいになっている生徒にとっては「説明文をしっかりと理解する力」「それを応用する力」が問われる難しい大問になったであろう。
第3問
塩化水素の中和滴定の問題を、トイレ用洗浄剤に絡めて出題されていた。文章が長く不必要な情報もあり、情報の抽出が大変。しかしその分計算自体はとても簡単だった。大問1と大問2で精神的に追い込まれず落ち着いて解くことができればそんなに難しくはない。
【化学基礎まとめ】難易度は現行のセンター試験に比べて難しくなっている印象。しっかりと対策を練る必要がある。長い実験の文章を読む練習をしないと、太刀打ちできないかもしれない。
文系の受験生にとっては化学基礎は非常に難しくなっている印象です。
文系の受験生にはより一層化学基礎の勉強が必要になるかもしれません。
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