多くの作業を並行して行うことを「マルチタスク」と言います。
たとえば、勉強しながら音楽を聞いたり、勉強しながらLINEをチェックしたり、勉強しながらスマホをいじってしまうことです。
このようなマルチタスクは作業の効率を下げるだけでなく、日常的に行ってしまうと「飽きやすく」「集中しづらい」脳になってしまいます。
これは実験によって科学的に証明されている事実なのです。
被験者たちを「マルチタスクを日常的にする人(A)」と「マルチタスクをしない人(B)」に分けたうえでテストを行うと、Aの「マルチタスクを日常的にする人」たちの方が成績が悪かったそうです。
この実験からマルチタスクは、脳の機能を鈍らせていることが分かります。
マルチタスクは一見、多くの作業に目を通して行うので、脳を鍛えることにつながりそうですし、集中力が分散されるので長く作業ができそうですが、実際は全くの逆です。事実は、途中で色々と脇道にそれることですべての作業が中途半端になりかえって時間がかかり、集中できなくなってしまうのです。しかも、肝心な勉強だけではなく、日常生活における集中力までもがどんどん鈍ってしまいます。
なのであなたが日常的にマルチタスクを行っている場合は改善すると、結果的に作業効率が上がって、いいことずくめかもしれません。
勉強しながらスマホを見てしまう人は
「何があってもこの課題が終わるまでは見ない」
と心がけてください。並行してだらだらやっていても効率が悪くなってしまいます。
また、「終わるまで見ない」のように考えることでご褒美と考えることができるのでより集中して勉強ができるはずです。
勉強するときは、脇目もふらずに勉強しましょう。
Comments