授業中はもちろん、普段でも生徒の耳にたこができるほど伝え続けていることに「復習の重要性」があります。
生徒たちの復習のイメージは
たとえば数学の問題を解いて間違えたときに、模範解答を見て解き直す(ここで復習終了だと思っている人は改めよう)。2,3日後にもう一度同じ問題を解いてみて解けることを確認する。
である事が多い。
このような1回だけの復習で終わるのは、「ただの確認」でしかないのです。これを2回、3回と繰り返して復習していくことが本当の復習です。
復習の目的は「解き方を覚える」ではありません。それは当たり前で本来の目的は「覚えたことを一瞬で引き出すことができるようになる」ことです。
問題を見た瞬間に解法が頭に浮かび、それを引き出し、答案におこすことができる。これが大切です。
特にセンター試験では、問題をみて「これはどうやって解くのだろうか…」と悩んでいる時間はありません。問題を見た瞬間に「あ、これはあの問題だからはじめはあれを立式して…」というように考えられなければいけないのです。
そうなるためには1回の復習では圧倒的に足りません。1,2回の復習で満足しているようでは、復習の仕方が甘いと言わざるを得ない。
定着のためには5回程度の復習が必要である。
(ちなみに、理解のための復習を5回やってそれでも理解でないならあきらめて割り切って覚えた方が効率的です)
この復習によって得られる問題を解くときのスピードは圧倒的です。
このスピードを得ることが受験勉強ではとても大切な事です。
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