大学入試に向けた数学の勉強法

最終更新: 2018年6月2日



前回は、数学の勉強法①ということで「学校のテストで点数をとる方法」を紹介しました。簡単にまとめると

 いきなり学校準拠問題集(4stepやサクシードなど)を解かない

 学校の授業に合わせて網羅系参考書(チャート、Focus、LEGENDなど)をやり、考え方の定石を知ってから、それを定着させるために学校準拠問題集を解く

ということでしたね。



今回は

②大学入試の数学を得点源にする方法

です。



高1や高2の段階ではあまり①との違いはありません。

しかし、唯一違うのは復習をしっかりと行うことです。


学校のテストで点を取ろうと思ったら、学校で習っている範囲の勉強をしますよね?でも、もちろん受験では数学IAIIBと人によっては数IIIの全分野から出題されます。そして大学にもよりますが2次試験ではだいたい7割程度が合格点となります。

学校のテストという限られた範囲からの出題にもかかわらず7割とったら上位層ではないでしょうか?この例で大学入試の厳しさが分かるかと思います。


さて、ではどうしたら良いのか。ここではFocusと4stepと適当な分野を使って具体例を示しましょう。

 ⅰ「数I:数と式」分野のFocus例題を学校の授業に合わせて解く。このときに「ノーヒントで解けたら◎」「ヒント有りで解けたら〇」「解説を写して理解できたら△」「分からないところがある×」などのようにマークをつけながら解く

 ⅱ学校のテスト前になったら4stepをFocusで類題を探しながら解く

 ⅲそして、毎日「数と式」の例題を10問ずつでも良いので読む


ⅰとⅱは前回の①とほとんど同じですね。違うのは「読む」という復習が加わったことです。

Focusに乗っている程度の問題はパターン問題と呼ばれ、すべての応用問題の基礎となるものです。すなわち「知っていて当たり前の定石」問題なのです。Focusの問題に対するアプローチとして「この問題はどうやって解くんだろうか。あれをやってみたらうまく行くのかな?いやこっちかな…?」などのように考えてたら大学受験を戦えません。「あぁこの問題はあれがあるから、こうやってああやれば解けるやつだよね」という認識になっていないと行けないのです。理解して暗記すべき問題とその解法がつまっているのです。


そのために、Focusレベルの問題は高3に入るまでには完璧にしておきたいのです。でないと入試問題での思考力を問われるような問題に太刀打ちできません。


そしてFocusが完璧になったら、次は少しレベルの高い問題集を仕上げましょう。おすすめは「退学への数学_1対1対応の演習」シリーズです。Focusレベルの典型問題のよくある組み合わせ問題を集めた、入試問題の典型がつまっている問題集です。詳しくは参考書講評の記事にてまとめようと思います。

これを夏までにFocusと同様に仕上げる。覚えるぐらいまで完璧にする。これでひとまず典型問題の網羅は完璧です。


そして最後は過去問演習です。ここでは今までと違いパターンから少し外れたような問題も出てくるかも知れません。しかしよく問題を観察してみればこれも1対1対応の演習の典型問題を組み合わせたような形になっています。それを読み解く訓練です。推論、答案作成などの技術を高めていきます。ここは少し勉強の効果を感じにくくなるところですがこれを繰り返してはじめて試験で点数をとることができる様になります。


どうでしょうか?

自分の勉強の仕方がいかに甘かったかがわかりますか?

高校生の多くが大学受験数学の難しさを知りません。まずはそれを伝えて、どれだけ勉強しないと行けないかを理解してもらうところから受験は始まります。


この記事を読んだ方は誰よりも早く受験の難しさを知ることができました。それで行動を変えて成功する人が一人でも増えてくれたら嬉しいですね。

7回の閲覧