こんな経験はないだろうか。
・次の単語テストに向けて、単語を100個覚えなくてはいけないが、単語帳がなかなか進まない。
・数学の問題を1問解いただけで、満足してしまい、それ以上解くのが嫌になる。
・自習中になんかぼーっとしてしまう。
やらなくてはいけないのは分かっているんだけど、なんかやる気が出ない。
”モチベーションが上がらない”と悩んでる人は結構いるのではないかな。
今回はモチベーションが上がる要因と、モチベーションの上げ方を紹介していこうと思う。
1つ分かっておいてほしいのは、この記事は「ただ頑張れって励ますだけ」の記事ではないっていうこと。
実験によって裏付けられた、心理学的に正しい方法を紹介するよ。
1. ほんの少しの〇〇がモチベーション上げる。
人はどういうことにモチベーションを感じるんだろうか。
小さい子だったら、親に褒めてもらえることかな。
大人だったら、たくさんお金をもらえる仕事かな。
中学生、高校生だったら、どうなんだろう。分からないな(笑)。
ひとまず言えるのは、こういうやり方は間違っているってこと。
人のモチベーションを上げるのは、「褒められること」とか「報酬」とかではないんだ。
人のモチベーションを上げる要因、それは「小さな成功」だ。
「小さな成功」を積み重ねることで、モチベーションはどんどん上がるし、
逆に、「小さな失敗」を重ねるとモチベーションはどんどん下がる。
僕がピアノをやっていた時のことを例にあげよう。
最初は右手しか弾くことができないんだけど、
練習するうちに、左手で弾けるようになって、
両手で弾けるようになって、ペダル(足)を使って弾けるようになる。
1曲弾けるようになった時なんて、最高に嬉しいよね。
逆にスポーツが苦手で全然うまくできない人は、運動嫌いになりやすいと思う。
こんな感じで楽器とかスポーツとかで考えると分かりやすいよね。
「小さな成功」、「小さな失敗」の積み重ねによって、モチベーションは変わっていくんだ。
2. 勉強へのモチベーションを上げよう。
とにかく「小さな成功」を積み上げることが、モチベーションアップの絶対条件。
では、それを勉強に応用していこう。
ポイントは、「小さな成功」=「成果」を実感できるようにするということ。
成果が目に見える工夫を勉強に組み込むんだ。
1日単位だったら、
今日は、英単語30個を完璧に覚えた!
今日は、数学の二重根号の外し方を身に着けた!
ということを寝る前に確認するといい。
1週間単位だったら、
今週は、英単語30個×3日 + 復習30個×3日 をやって90個は完璧に覚えた!
今週は、青チャート〇〇ページ進めた!
というようになるかな。
週に1回、成果を確認する時間を5分とるだけで、モチベーションはぐっと上がる。
あと1つ注意してほしいのが、「小さな失敗」をなるべく減らすということ。
「小さな失敗」はモチベーションを下げる方向に作用するので、これは極力なくさないといけないんだ。
そこで提案したいのが、「無理な目標を立てない」こと。
達成する可能性が低い目標だったら、立てないほうがましだ。
だから、まずは「ちょっと頑張ればまあ達成できるかな」という目標を立てていこう。
そして、慣れてきたら少しずつ目標のレベルを上げていけばいい。
3. まとめ
①「小さな成功」=「成果」を実感できる工夫をする。
②「無理な目標」は「小さな失敗」の原因になるから、立ててはいけない。
この2つを意識して勉強しよう!
<数理進学予備校イーズ WEBサイト>
Comments