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料理の化学 ペペロンチーノ
ペペロンチーノ作りのコツはズバリ「 乳化 」です。 今日はこの作業を、化学的に解説しようと思います! 1. まずはミセルコロイドの話 コロイド溶液とは、大きい粒子が分散した溶液のこと。 粒子が大きいので、溶液全体が濁って見えることが特徴ですね。 その中にミセルコロイドがあります。 ミセルコロイドは、界面活性剤(親水基と疎水基をもつ)が凝集してできる粒子です。 水中では、 疎水基を内側に、親水基を外側に 向けて集まっています。 2. 乳化とは 乳化とは、「水と油を混ぜること」です。 水と油は本来混じり合わないものですが、どのようにして混ぜるのでしょうか? ここでミセルが登場します! ミセルは、油と良くなじむ疎水基が内側に集中しています。 この内側部分に 油を取り込む ことができるのです! 内側の疎水基で油を包み、外側の親水基が水となじむ。 これにより、本来混ざることがない水と油を混ぜることができるのです! (油が多いときは疎水基を外側、親水基を内側にしてミセルが形成されます。) 3. 美味しいペペロンチーノのコツ パスタを油だけで炒めると、麺がパサ
2019年6月20日読了時間: 2分
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